記事一覧

2度見必至!芸術的文字盤のデュアルタイムウォッチは超使いやすい!──ブレゲ「マリーン オーラ・ムンディ 5557」【Watches & Wonders 2022】

ブレゲは、瞬時にタイムゾーンを切り替え可能なデュアルタイムウォッチの新作「マリーン オーラ・ムンディ 5557」を発表した。価格は892万1000円〜。

驚くべきはサテン仕上げの世界地図

2022年 ブレゲ新作 マリーン 5517 5517BB/Y2/BZ0

マリーン 5517
Ref:5517BB/Y2/BZ0
ケース径:40.0mm
ケース厚:11.5mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:18Kホワイトゴールド
ムーブメント:自動巻、Cal.777A、55時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、26石
仕様:時・分・秒・日付表示、ケースバンドにフルート装飾、サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、ブルー仕上げの18Kゴールドダイアル(手彫りギヨシェ模様)、蓄光のローマ数字のチャプターリングとドットインデックス、ファセットを加えたゴールド製蓄光ブレゲ針、海洋コードからデザインを着想したセンターセコンド針、個別番号とBreguetのサイン入り

ブレゲはマリーンコレクションに新モデル「マリーン オーラ・ムンディ 5557」を追加した。

オーラ・ムンディとは任意で設定したメインタイムと第2時間帯の時刻表示をワンタッチで切り替えることができるデュアルタイムウォッチのこと。まず、8時位置のリュウズを回して6時位置の小窓にメインタイムとしたい都市が表示されるよう、都市ディスクを送る。その後、時刻と日付を3時位置のリュウズで設定すればメインタイムは設定完了だ。

第2時間帯の調整は上記の操作の後、6時位置の小窓に表示されるまで8時位置のリュウズを回すだけだ。というのも、都市ディスクの移動に連動して時針が送られるからである。つまり日本をメインタイム、パリを第2時間帯に設定したい場合は、パリは日本よりも時差が7時間マイナスのため、都市ディスクが7プッシュ送られる間に、時針もマイナス7時間分、反時計回りに動く。あとは8時位置のリュウズを押し込めば、上記で設定したメインタイムと第2時間帯が切り替わる、といった具合だ。

時針、日付、都市ディスク、デイ/ナイト表示が瞬時に動く様は軽快で気持ちよく、時刻表示自体はシンプルに時分秒の3つの針で行われるため、視認性にも優れる。

そんなオーラ・ムンディはクラシックコレクションで2型が展開されていたが、マリーンからは初登場となる。注目すべきはサファイアクリスタルを効果的に用いた奥行き感ある凝った文字盤だ。

ベースとなる文字盤は、2017年のコレクション刷新以降、マリーンのゴールドケースで用いられる波模様のギヨシェを用いたおなじみの意匠をもつ。その上に経緯線と世界地図を描いたサファイアクリスタルを載せることによって立体感を表現したのが魅力であるが、その手法は非常に凝ったものだ。

まず、ヘッドを正面から見ればお分かりだろうが、経緯線は世界地図の上を通っている。これはサファイアクリスタルの風防側に経緯線を、文字盤側に世界地図、と異なる面にメタライズをすることによって実現している。


【関連記事】:スーパーコピーN級品通販サイトankopi