社会福祉法人 駿河会 リクルート2019

別の分野から介護の現場へ。

今では法人全体の仕事に関わっています。

経済学部から介護の現場に飛び込みました。正しい介護とはなにかと考えながら、法人の社会的貢献まで、様々な業務を行っています。仕事も私生活もモチベーションが上がっています。

経済学部から介護の現場へ。

大学に進学する時、将来やりたい事を強く考え進学した方はどれくらいでしょうか。少なくとも私の周りでは、明確なビジョンのある友人は多くなかったように思います。私もその一人でした。家が事業をしていた関係から、将来父の事業を手伝おうと考え、経済経営学部で国際マーケティングの勉強をしていました。
大学生の時、父が突然病気で倒れ、母と二人で父の介護に当たることになりました。今まで働き詰めだった父だったこともあり、してあげられることは全てしてあげました。父はその1年後に亡くなったのですが、最期は一人でなにもできなくなっていました。しばらくしてから行ったハローワークで「介護福祉士実務者研修」という6ヵ月講習のDMが目に入りました。父の介護を1年行った経験もありましたから、興味があり講習を受けているうちに「廃用症候群」という言葉に出会ったのです。
「廃用症候群」とは読んで字の如く、「用いることを廃止する」=「使うことをやめる」事により起こる身体能力の低下等を指します。その時、自分が父にしていた介護が間違いだった事に気づいたのです。介護とは、身の回りのことを全てやることではなく、自分で出来る事はやって頂き私たちはそのお手伝いをする事なのです。父が最期、一人では何も出来なくなっていたのは病気のせいだけではなく、私たちが全てやってしまった事も原因だったのです。大きな悔いと共に、今度は正しい介護を行いたいという気持ちになりました。
研修修了前に、晃の園の話を聞いて見学に行き、「ここで働こう」と決めました。研修が終了したのが4月30日で、すぐにでも働きたいという希望を叶えて頂き、次の日5月1日から晃の園に入職しました。
私は、大学や専門学校で介護の勉強を数年に渡りしたわけではありません。全く違う畑から来た人間ですが、最初の一ヶ月は先輩に付きっきりでフォローをして頂きながら、研修にも積極的に参加させて頂いたおかげで、ストレスを感じず技術や知識を得て仕事に馴染んでいくことが出来ました。駿河会はそうした組織側のフォローアップ体制が整っているので、とても素晴らしいと今でも思っています。

皆様と寄り添って考え、支援に繋げていきたい。

3年間晃の園で勤務した後、現在はケアハウスラポーレ駿河で施設設備の管理を主に行いながら、法人全体の総合職の仕事に携わっています。
施設設備の管理とは、ラポーレ駿河という施設が、入居者様にとって「ここにいたい」と思って頂ける場所であり続けるために必要な事、全てになります。施設の掃除が行き届いていること、季節を感じて頂けるしつらえ、お風呂がいつも快適であることなど、住んでいて快適な環境を維持しています。入居者様に長く住んで頂く、そのためには皆様が元気で自立していただかなければなりません。住む場所を魅力的にすることで、皆様の自立支援に繋がればと思い、日々細かい所に気を配れるように仕事をしています。
今の時代の介護というものは、お一人おひとりの価値観を大切にし、その方にとって普通の生活を送って頂く支援をすることだと思います。普通の生活を快適に送って頂くために私たちが考えるべきことは、自分だったらどう思うか、という事です。寄り添うケア、という言葉がよく使われますが、自分の気持ちを相手の気持ちに近づけて物事を考える事だと思います。私たち職員がそこにあって不自然だと思うことや、居心地が悪いと思うことは、入居者様もそう思う事ですから、そうした点には気をつけています。
ケアをさせていただく際にもそれは必ず念頭に置いています。例えば、車いすの方に話しかける時に、目線を合わせずに話しかけるより合わせてお話をしたほうが話しやすいですよね。そうしたちょっとした心配り、気配り一つがその方に寄り添う事に繋がります。
そうした積み重ねからか、「あなたに介護をしてもらうのが良い」と入居者様におっしゃって頂けることがあり、そういう時はこの仕事をしていて本当に良かったと実感します。思えば、きっかけはハローワークで見た講習会のDMでしたが、私にとって情熱をもって打ち込むべき天職だと思っています。

スキルアップとステップアップが実感できる環境です。

振り返って考えてみると、大学の頃と比べ、コミュニケーションスキルがとても上がったと実感しています。コミュニケーションは自分の立場からのみでは成り立たず、必ず相手の気持ちも考えなければなりませんから、介護という仕事を通じて自分が進歩したなと感じます。
相手に気持よく接していただくために、まずは挨拶を元気よくきちんとすることが大事だと思っています。そこから始め、相手に寄り添って考えていければ、良い対応ができると考えています。これから介護の仕事をはじめる方は、小さな声でも構いませんから、元気のある挨拶から始めて欲しいと思います。
駿河会に入職してから早いもので5年が経ちました。ラポーレ駿河内の施設管理の仕事をしながら、法人としては地域貢献の仕事にも携わっています。地域活性のためのイベント企画等で、法人全体に係る仕事内容となります。会議では駿河会事務長と同じテーブルにつき議論を交わす事が出来るようになりました。現場の仕事も大好きなのですが、こうして組織の上部の方とやり取りをするようになれたということは、自分の存在を組織が認めてくれたと感じられ、仕事へのモチベーションにつながっています。
私生活もこのタイミングでとても嬉しい事がありました。昨年に11月結婚し、家を購入しました。休日には一緒に新しい家に入れる家具を見に行ったり、二人でのんびりと過ごしたりしています。家の中をどう設えていこうかと二人で考えているのがとても楽しいです。仕事でも私生活でもモチベーションがあがっています。ラポーレ駿河のように、「ずっとここに住んでいたい」と思えるような、快適な家にしたいですね。

晃の園での2年目、介護、服薬、入浴を拒否される方がいらっしゃいました。私だけではなく、ユニットのスタッフ全体でどう介護をさせていただいたらいいかとても悩み、様々に模索をし続け、どうにか受け入れてくださるようになり、出来るだけ穏やかに生活して頂けるようになりました。そんな折、私が夜間勤務していた時です。その方がお部屋から出てこられたので「どうしました?」とお声掛けをしたのです。すると、とても穏やかに「あなた、Nさんだね」と私の名前を呼んでくれたのです。
今まで、名前を読んでいただいた事は一度もなかったので、とても驚きました。そして「いつも優しくしてくれてありがとう」とおっしゃって下さいました。
認知症の高齢者の方は、その瞬間瞬間を生きてらっしゃいます。いわば、記憶が点と点で存在しており、その時が全てなのです。
「いつもありがとう」。
その言葉は、その点と点が繋がってひと繋がりの記憶になった証拠でした。私がその方に行ってきたこと、それに対しありがとうと言って頂いたこと、更に私の名前も覚えていてくださった。最初の時点から今までをどこかで覚えていてくださったんだと感じ、涙が出そうになりました。
この仕事をしていると、こうしたひとつの言葉の重さに感動することがあります。この時の感動と「ありがとう」の言葉の重さはずっと忘れません。

8:30 出勤

新婚パワーで朝から全開!前日の記録や今日のスケジュール確認をして、施設全体の申送りに参加。チームメンバーで1日の役割を確認します。

9:00 施設の清掃

入居者さんが気持ちよく食事や入浴ができるように、食堂やお風呂場をまごころこめてお掃除!

10:00 環境整備

暮らしの演出をするために、施設内のしつらえを季節に応じて、日々工夫しています。

12:00 昼食・休憩

入居者さんと談笑しながら昼食、その後休憩。

13:00 相談対応

午後の活動開始。入居者さんの悩みや困りごとの相談に随時対応しています。

14:00 活動支援

健康づくりや趣味活動など、日々いろいろな活動をお手伝いしています。

16:00 広報活動

1日の活動報告で、ブログに活動内容をアップします。遠方にいるご家族や、これから施設を探す方への情報提供になります。

17:30 退勤

妻が待っている新築我が家へルンルン気分で帰宅します。

管理栄養士、事務員、セラピストも募集しております。

ご不明な点・ご質問など、お気軽にお問い合わせください。

静岡県静岡市葵区富沢1542-39 電話:054-270-1210 FAX:054-270-1253

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