Q&A

一般的なご質問


経費編


医療と介護編


スタッフ編



一般的なご質問
1.ケアハウスとはどんな施設ですか?
ケアハウスは軽費老人ホームのC型に位置付けられた福祉施設です。
新ゴールドプラン(高齢者福祉推進十ヵ年戦略)では平成11年度末までに10万人分が整備目標になっています。福祉施設は国の福祉政策によるもので建設費や運営費に補助金がでるため、民間に比べやすい料金で利用できます。
2.ケアハウスの入居資格はありますか?
原則60才以上で、身の回りのことが出来る程度の自立可能な人で、感染症がないこと、共同生活が出来る人となっています。
施設側では必ず申込書と健康診断書を添付するように義務付けており、受理してから面接を行い入居の判定をします。
施設によっては要綱に沿って虚弱老人を入居の対象にしている所もありますが多くのホームが元気な人を歓迎する傾向にあります。
3.民間の有料老人ホームとの違いは度のような点ですか?
決定的に違うのは、ケアハウスは国の政策で進められ、税金が使われますが民間の有料老人ホームは民間事業で利用者が家賃やサービス費など必要経費を全額自己負担して生活する施設であるという点です。
4.家を所有したまま入居できますか?
家をそのままにして入居することが出来ます。現実に家と施設を行ったり来たりしながら生活している人もいます。
5.ケアハウスには所得の制限はありますか?
所得の制限はありません。但し、施設費の事務費補助額は利用者の前年度の所得によって決まります。
6.ケアハウスは全国にどのくらいできてますか?
平成12年度調査によれば約1200施設となっています。
7.入居時に必要な書類はどんなものがありますか?
健康診断書や所得申告署(市民税の課税あるいは非課税証明書)が必要になります。
8.ケアハウスは体験入居できますか?
一般には、ゲストルームがありますので、体験入居をさせてくれます。
9.県外の施設でも申込みができますか?
原則として自治体住民が優先となっていますが、ほとんどの施設が県外者の受け入れを行っています。自治体住民のみとするのはごく一部に限られます。
10.兄弟、親子で入居はできますか?
各々、条件を満たしていれば入居できます。
11.夫婦で夫は年齢条件を満たしていますが、妻は50代です。一緒には入居できますか?
夫婦の場合は、どちらか一方が年齢条件を満たしていれば大丈夫です。
12.入居の申込みはどこにしますか?
申込みは直接施設にします。
13.夫婦でそれぞれ単身用の部屋に入居できますか?
どの施設でも認めています。
14.ケアハウスの見学はいつでもできますか?
事前に連絡をして、施設側で対応できる日を指定されます。
15.ケアハウスではどんなサービスが提供されますか?
ケアハウスの主なサービス内容は@食事サービスA入浴サービスB生活相談C緊急時の対応D活動の支援、等があります。
16.住んでいる人たちの平均年齢は何歳位ですか?
入居者の平均年齢は、約78歳(シニアライフ情報センター調査から)と後期高齢者が多いようです。
17.入居の男女の比率はどのくらいですか?
男性対女性の比率は約3対7、圧倒的に女性が多く入居されています。
18.ケアハウスの設置主体はどのようなところですか?
設置許可が下りるのは、社会福祉法人、地方公共団体、このほかに平成4年の制度改定で財団法人、社団法人、農業協同組合、厚生連、医療法人などがありますが平成4年以降認められた団体には、建設費が補助対象にならないこともあって、大半が社会福祉法人となっています。
19.ケアハウスの個室の広さはどのくらいありますか?
単身用の最低基準が21.6平方M、夫婦用が31.9平方Mと定められています。
年々広くなる傾向にあり、平成12年度調査では、単身用が平均24平方M、夫婦用で40.9平方Mとなっています。
20.個室にはどのような設備がそろっているのですか?
居室の設備として義務づけてあるのはトイレ、洗面台、調理設備、暖房機、緊急通報設備ですが、施設によっては、電話、ベッド、冷蔵庫、カーテンといった生活用品をそろえているところもあります。
火災報知器、スプリンクラーは3階以上または特別養護老人ホームとの併設、増築の場合のみ義務づけられています。
21.収納スペースはどのくらいありますか?
収納スペースとしては、半間〜1間ほどの押入又はロッカーが付いています。施設によってはこのほかにトランクルームがあり有料で利用できるところもあります。
22.個室にお風呂はありますか?
単身用の部屋にお風呂が付いているのはごく一部の施設だけですが、夫婦用の部屋にはお風呂が付いているところが多く見られます。
最近の新設施設ではシャワー室を設けるところも多くなっています。
23.共有スペースには、どのような設備がありますか?
規定では、相談室、談話・娯楽・集会室。トイレ・浴室。洗濯室の他に職員に必要とされる場を設けることになっていますが、施設によっては理美容室、図書室、最近ではカラオケルームを設置した施設が多くなりました。
24.部屋を自由に模様替えできますか?
原則としてはできます。ただし退居時には原状回復を求められます。
25.トイレをシャワー式にしたいのですが?
もちろん自己負担ですが、施設によって認めるところもありますので相談してみて下さい。
26.植木などを持ち込めますか?
持ち込めますがベランダは火災の際、緊急避難通路になっているところが多いので、その点を注意すれば大丈夫です。
27.福祉施設は生活が「管理」されると聞いていますが?
ケアハウスは食事や入浴時間以外はどのように暮らそうと他の入居者の迷惑にならなければ自由です。
28.日常の健康管理はどのようになっていますか?
原則として自己管理ですが、在宅介護支援センター等の併設施設では、看護婦さんに健康相談ができます。
ほとんどの施設では年1〜2回の健康診断を病院や施設内で実施しています。
29.入浴時間は決まってますか?
入浴時間は事故に備えて、スタッフの勤務時間内にするところが多くなっています。
最も多い時間帯は午後3時〜7時となっています。時間外入浴を希望する人のために家族風呂を設置しているところが多く見られます。
30.外出時には届け出が必要ですか?
一般的に外泊でない限り自由になっています。
31.施設の行事には必ず参加しなくてはなりませんか?
強要はされません。ただし体調や特別なことがない限りできるだけ参加して、お互いの意思の疎通を図ることが必要だと思います。
32.友人や家族を自室に止めることはできますか?
一般的には認めていますが、ほとんどの施設がゲストルームを備えており一泊3000円〜くらいで泊めてくれます。
33.部屋の掃除はしてくれますか?
部屋の掃除は自分で行います。もし体調を崩したり障害があって掃除が困難な場合には介護保険導入後は保険対象になり、認定によってサービスの内容が決まります。
施設によっては有償でサービスの提供を検討しているところもあります。
34.部屋の中に洗濯機を置けますか。
最近開設した施設では、部屋の中に洗濯機が置けるようになりました。また、どの施設でも、共有のランドリーが設置されています。
35.お仏壇を持ち込む事はできますか。
ほとんどの施設が認めています。ただし、ろうそくやお線香は防災面から禁止している施設が多いので事前に確かめてください。
場合によってはお供物のご飯を調達してくれる施設もあります。
36.設置主体が宗教法人の場合、入居してから信仰を勧められることはありませんか。
強制してはいけないことになっています。日常生活の中で宗教色を取り入れている施設もありますが(キリスト教系の場合、日曜の礼拝など)、参加は自由です。
37.自分で新聞をとることはできますか。
できます。個人のポストに入れてくれます。
38.手紙などをスタッフに見られる事はありませんか?
個人のメールボックスが設置されています。直接郵便局員が配達する施設もあります。
39.施設への要望はどのような形で出せますか。
施設によっては入居者委員会が設けられていますが、委員会のない施設でも意見箱が置かれており、入居者の意見を聞くように配慮しています。
40.日常的なサークル活動は盛んですか。
施設によってさまざまですが、よく見かけるサークルには、囲碁、俳句、習字、お花、健康体操、大正琴、コーラスなどが好まれているようです。
41.サークル活動には費用がかかりますか。
サークルには施設が企画する場合と、有志が講師を招いて行う場合があり、後者の場合には各自が講師代を少しずつ負担しているようです。
42.部屋でアルコールやたばこをたしなむ事ができますか。
アルコールは自由ですが、たばこは喫煙所(廊下など)で吸うように指導しています。
43.食事は1日何カロリーくらいですか。
ケアハウスでは平均1600キロカロリー程度です。
44.部屋で自炊ができますか。
三食とも食堂で食べる事になっています。これは日常の健康チェックや食中毒などの心配からだと言われています。
45.食堂から自室に持ってきて食べる事はできますか。
体調がすぐれないときや風邪を引いたときには、部屋で食べる事ができます。
46.食堂に補助食品の持ち込みができますか。
つくだ煮や漬物などの持ち込みを認めているところは多く見られます。
47.欠食をしたときは食費の払い戻しがありますか。
これは施設ごとにバラバラです。事前に言ってあれば、食費の半額を戻すとする施設もあれば、1週間は返金なし、8日目から全額返金するところもあります。
入居前に確かめておくとよいと思います。
48.治療食が必要な場合は作ってもらえますか。
施設には栄養士がいますので相談するとよいと思います。慢性疾患など入居前からわかっている場合には必ず相談してください。
また、ご飯の硬さや、きざみ食などの注文にも応じてくれる施設もあります。
49.お肉が食べられないのですが、そうした要望は聞いてもらえますか。
ケアハウスの場合、メニューの選択ができるところはごく一部です。
場合によっては別メニューで頼める施設もありますので、事前に確認してください。
50.行事食があると聞いてますが、どのような内容ですか。
各施設とも、四季折々の行事を計画しています。
例えば、花見やクリスマスといったときには、料理の内容がグレードアップしますが、その分入居者が負担するケースもあります。
51.食事のときにお酒を持ち込めますか。
一般的には、認める施設は多いようです。なかにはお酒の日としてワインなどを出している施設もあります。
52.食堂の席順は決まっていますか。
決められていませんが、自然に決まってしまうようです。後で入居した場合にはスタッフに相談するとよいでしょう。
経費編
53.ケアハウスに入居するには、どのような費用がかかりますか。
ケアハウスは福祉施設ですから、経費はあらかじめ下記のように決められています。
1・事務費(補助) 2・生活費(自己負担) 3・管理費(自己負担)
54.事務費はどんな内容ですか。
事務費は施設を運営するための人件費、施設管理費などにあたるもので、入居者規模や単独か併設か、区域などによって少しずつ違っています
。 この事務費は前年度の所得に応じて徴収額が18段階に分かれていますので毎年所得の申告が必要になります。
区分1の最少ランクが150万円以下となっており、これに該当する人は、単身者の場合月額1万円、夫婦の場合には一人あたり7000円となります。
55.生活費はどんな内容ですか。
生活費は食費にあたる費用で、食材や光熱、水道料が含まれます。
地域によって多少の違いはありますが、約4万3000円ほどで、これまで毎年月額100円程度の値上げが行われています。
56.管理費とはどんな内容ですか。
ケアハウスでの管理費はいわゆる家賃に相当します。これは施設によって異なり、20年分の家賃相当分が0〜1500万円と大きな開きがあります。
57.どうしてそのような開きがあるのですか。
平成4年以降、総工費の一部(国や県からの補助金を上回った費用)を入居者負担分(家賃)として認めることになったため、居室を広くしたり、設備が立派で総工費が高い施設ほど管理費が高くなっています。
一方、県や地方公共団体単独補助を受けている施設には管理費が安く設定されています。
58.管理費の支払方法はどのような、ものがありますか。
支払方法には
1・月々分割・・・・管理費+利息を240ヶ月(20年)で割った額です。
2・併用支払・・・・入居時に一部を支払い残りを月々の分割にします。入居者の要望が多いのが併用支払い方式で、施設もこの方式を多く取り入れています。
3・一括払い・・・・入居時に20年分の家賃を前納する方法で、途中で退去すれば利用期間に応じて返還されます。利息分がない分割安になっています。
59.その他の費用としてはどのような支払いがありますか。
<1>・保証金・敷金
施設によっては、入居時に保証金、敷金として預かり金を徴収していますが義務づけられたものではありません。その額は30万円程度が最も多く見られます。
<2>・光熱・水道料
各自で使用する電気代、水道料代金は各部屋の個別料金票によって支払いますが、まれに個別のメーターがなく、全館の使用料を入居者数で割って負担するケースもあります。大体各自の部屋で使用する金額は5000〜1万円くらいが多いようです。
<3>・暖房費
地域によっては11月から3月までの5ヶ月間、暖房費として冬期加算が義務づけられており、寒い地域ほど割高になっています。
<4>・共益費
最近の傾向として、共益費をとる施設が増えていますが、義務づけられたものではなく、自治体の判断で決められているようです。
60.月々の経費の支払方法は、どのように行われていますか。
各自の口座から引き落としをするようになっています。
61.20年を超えた場合には管理費の支払いはどのようになりますか。
今のところ規定がありません。施設によって、20年後は管理費なしとするところや、月額管理費を継続して支払うところなどまちまちです。
62.本人の所得基準はどのように決まるのですか。
入居者本人の前年の収入から社会保険料や税金などを控除した額を所得としています。
63.夫婦の場合は所得基準はどのように決まるのですか。
夫婦の場合は、2人の収入(社会保険料や税金を含む)を合算し、合計額の2分の1をそれぞれが個々の対象収入とします
(例、夫が厚生年金270万円、妻が国民年金30万円の場合には二人合わせて300万円になる、よって1人当たりの対象額は150万円で事務費徴収額は区分1の最少ランクの利用者負担となる)。
64.だいたい単身で月額いくらくらいあったら生活できますか。
元気な間は、施設に支払う必要経費のほかに、3万〜5万円、外出する機会が少なくなると、月額経費に1万〜2万円あれば十分と答えています。
もちろん旅行などの費用は別です。
65.ケアハウスに入居しながら、勤めに出ることはできますか。
ケアハウスから仕事に出かけていく人もいます。そうした人のために朝食や夕食など特別な配慮をしているところもあります。
66.入居してから寄付を求められるケースもあると聞きましたが。
まれにあります。寄付は強要されるものではありませんので、しなくてもかまいません。
もしも強要されるようなことがあれば所轄の担当部署に申し出てください。
医療と介護編
67.ケアハウスで介護がしてもらえますか。
ケアハウスは介護保険法で、在宅サービスに位置付けられていますので、施設が「特定施設入居者生活介護」として指定を受ければ、ケアハウスでの介護サービスを受けることができるようになります。
しかし、この判断は施設が行うため、今後、介護付きと、介護なしの二分化が考えられます。ケアハウスでの介護ができない場合には、これまでどおり、自立不可能になった場合、退去して介護ができる施設に移ることになるでしょう。
68.ケアハウスで退去になる条件はどんなときですか。
各施設で共通しているのは、下記のような条件が二つ以上重なった時です。
・お金の計算ができなくなる。
・ひとりで入浴できなくなる。
・自分の部屋が判断できなくなる。
・食堂で配下膳ができなくなる。
・3ヶ月を経過しても自立復帰できない。
69.隣接して特別養護老人ホームがありますが、介護が必要になると移れますか。
介護保険が実施になると、これまで措置制度であった特別養護老人ホームが契約施設になるため自由に入所できるようになります。
しかし、特別養護老人ホームに入れる人は介護度が中程度以上と言われています。
70.ケアハウスで病気になったらどのように対応してくれますか。
看病に当たるスタッフはいませんが、軽い場合にはスタッフが食事を部屋まで運んでくれたり、簡単な身の回りのことは援助してくれますが、施設によっては家族(または保証人)に連絡して来てもらうところもあります。
どこでも早めに入院措置をとるようです。
71.通院が必要ですが、ひとりで行けない場合はスタッフに付き添ってもらえますか。
原則としてはスタッフは付き添うことはありませんが、施設によっては、車で送迎をしてくれるところや自治体がタクシー券を発行しているケースもあります。
72.入院が必要になった場合、部屋はどうなりますか?
3ヶ月間はそのままにするところが多いです。
これはケースバイケースで、3ヶ月間を超す場合にも、回復してケアハウスでの生活が続けられる可能性が高い場合には柔軟な対応をしているようです。
73.病院は自分で選ぶ事ができますか。
もちろん自由ですが、一般的には定期検診を受けている病院にカルテが保管されていますので、日常的にはそこを利用することが多いようです。
74.夜間の往診は頼めますか。
最近では一般の家庭でも夜間の往診は難しくなっています。ケアハウスも同様で急を要する場合は救急車の手配をします。
スタッフ編
75.ケアハウスのスタッフはどのような構成になってますか。
ケアハウスの職員配置は定員50名規模で構成されています。ただし施設長は事務長と兼務できるのでほとんどの施設がいずれかの体制をとっています。
76.寮母や指導員はどのような役割ですか。
日常の生活全般にわたって相談にのったり連絡してくれるのが寮母や指導員です。
50人規模でも両者合わせて3人ですから、あくまでも各自の自立の支援を目的とした役割です。
77.医師は常駐しているのですか。
医師の常勤はありません。ここでは健康診断や健康相談に当たるための嘱託医を意味します。
78.自室で緊急事態が発生した場合にはどのような対応がとられていますか。
部屋には必ず緊急時に向けてナースコールやインターホンがついています。それを押してスタッフを呼びます。
スタッフが状況判断をして、救急車の手配をし、家族や身元保証人に連絡をとります。
施設によっては動態センサーを設置しているところもあり、一定時間以上トイレを利用しない場合には、事務所のランプが点滅し異常を知らせるようになっています。
また食事時が安否を確かめる時間でもあり、姿がないとスタッフがお部屋に出向きます。しかし、これでも万全ではありません。
体調がすぐれないときには事前にその旨を知らせておく、あるいは仲間同士で気をつけるなど、手遅れにならぬよう注意が必要です。
情報提供:シニアライフ情報センター